なぜ必要?歯科でレントゲンを撮る本当の理由と安心ポイント|いわつか歯科クリニック|名古屋市中村区の歯医者

〒453-0861

名古屋市中村区岩塚本通り4-37

駐車場22台あり

トピックス Topics

なぜ必要?歯科でレントゲンを撮る本当の理由と安心ポイント


こんにちは!
いわつか歯科クリニック副院長の岩塚久です。

歯科医院で治療を受けるとき、「レントゲンを撮りますね」と言われることがあります。「本当に必要なの?」「放射線が心配…」と感じる方もいるかもしれません。しかし、歯科でのレントゲン撮影は非常に重要な診断手段であり、安全性にも十分配慮されています。今回は、その理由やレントゲンの種類、安心して受けるためのポイントを解説します。

歯科でレントゲンを撮る理由

1. 目に見えない部分の状態を確認するため
虫歯や歯周病、親知らずの位置など、肉眼では見えない部分の状態を把握するためにレントゲンは欠かせません。これにより、正確な診断と治療計画が可能になります。

2. 早期発見・早期治療を実現
レントゲンによって、初期段階の虫歯や骨の変化などを早期に発見できます。自覚症状がない段階でも異常に気づけるため、重症化を防ぐことができます

3. 治療前後の確認にも活用
根管治療やインプラントなど、精密な治療では前後の状態を確認するためにレントゲンが使われます。治療の進行を正確に把握し、安全性と成功率を高める役割があります。

歯科レントゲンの主な種類

パノラマレントゲン(全体撮影)
上下の歯や顎全体を一度に撮影できるタイプで、初診時や大きな問題が疑われるときに使用されます。

デンタルレントゲン(部分撮影)
特定の歯を詳しく撮影するレントゲンで、虫歯や根の状態を確認するのに適しています。

CT(歯科用3D撮影)
インプラントや親知らずの抜歯前など、立体的な情報が必要な場合に使用されます。骨の厚みや神経の位置を正確に把握できます。

安心してレントゲンを受けるために

放射線量は極めて少ない
歯科用レントゲンの放射線量はごく微量で、日常生活で自然に浴びる放射線よりも少ない場合があります。特にデジタルレントゲンはさらに被ばく量が少なく、安全性が高いです。

必要なときだけ撮影される
歯科医院では、患者の状態に応じて必要最小限の撮影しか行いません。不要なレントゲンは避けられ、患者の安全を最優先に配慮されています。

妊娠中は事前に相談を
妊娠中でも歯科レントゲンは基本的に安全ですが、念のため事前に申告しましょう。状況に応じて適切な対応が取られます。

レントゲンは的確な診断への第一歩

歯科でのレントゲン撮影は、見えない部分の病気を見逃さずに診断し、適切な治療につなげるための重要なツールです。不安を感じる必要はありません。安心して診療を受けるためにも、レントゲンの目的や安全性を理解し、納得した上で治療に臨みましょう。



執筆

いわつか歯科
副院長 岩塚 久