歯が多い「過剰歯」
通常は乳歯が20本、永久歯が28~32本(親知らずによって異なる)といわれています。それ以上に歯が生えている状態を「過剰歯」といいます。 乳歯の過剰歯はまれで、ほとんどの場合は永久歯で起こります。歯が作られる過程のどこかで、歯の卵である「歯胚」が多く作られてしまうからだと考えられています。 一般の人が見ても過剰歯があることはわかりにくく、「永久歯の前歯の隙間が離れている」「子どもが『歯ぐきに何か当たる』と言っている」などで気づくことがあります。また、乳歯が抜けたのになかなか歯が生えてこない場合も、過剰歯のサインということがあります。過剰歯のせいで永久歯の成長が妨げられている可能性があるので、乳歯が抜けて半年ほど経ってもまだ永久歯が生えてこないときには、一度歯科医院を受診してください。一般的には「抜く」方がいい
過剰歯があると、お口の中のトラブルの原因になってしまうことが多いです。 永久歯の正常な成長を妨げてしまい、歯並びやかみ合わせが悪くなってしまうかもしれません。 また、過剰歯によって永久歯の歯根が溶かされてしまうこともあります。そうすると、歯根の中の神経もダメージを受け、永久歯が抜けやすくなってしまいます。ほかにも、過剰歯の周りに膿のかたまりができたり、ほかの虫歯の影響を受けて細菌感染をしてしまったりと、お口の健康のためにはよくないリスクが考えられます。 過剰歯の場所や大きさにもよりますが、発見したら抜歯をした方がよいでしょう。まとめ
過剰歯は外から見ただけではわかりにくく、レントゲン写真を撮ったときに見つかることも。お子さんが小さな頃から定期的に検診に来ていただくと、見つけやすくなります。 定期検診は、虫歯などほかのお口のトラブルも早期発見でき、お子さんの治療の負担の軽減につながります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー052-412-0162
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