
位相差顕微鏡を用いた精度の高い治療
当院の歯周病治療では、位相差顕微鏡を活用して患者さんの口腔内の細菌をしっかり観察し、治療内容を決めております。細菌の種類や数などを把握することで、患者さん一人ひとりに適切な治療方法をご案内することが可能です。観察結果はわかりやすく丁寧にご説明させていただきます。
治療内容
スケーリング

歯の表面に蓄積した歯石は細菌が増殖する温床となり、結果的に歯周病のリスクを高めてしまいます。そのため、スケーラーという専用の器具を用いて、歯の表面に付着した歯石を除去するスケーリングという処置を歯周病治療で行います。
SRP

SRPとは一般的な歯周病治療の一種であり、スケーリングとルートプレーニングの略からSRPと呼ばれます。歯の表面や歯間、歯周ポケットなどに付着した歯石やバイオフィルムを徹底的に除去するとともに、歯石の再付着を防ぐことも期待できます。
再生療法(リグロス)

中度以上の歯周病では、顎の骨や周辺組織が減ってしまっているケースがあります。治療方法として、感染部位を取り除いた後に歯周組織再生剤(リグロス)を注入することで症状の改善が期待できます。なお、リグロスを用いた再生療法は保険適用内での治療となります。
歯周外科処置

進行してしまった状態の歯周病は、スケーリングやルートプレーニングでは満足な治療効果が得られないことがあります。そのような場合は、歯ぐきを切開して歯根を露出させ、感染部位を除去する外科処置が行われます。
内服

歯周病治療にはSRPや外科処置など直接的な方法だけでなく、薬を服用する方法もあります。歯周病菌が確認できた場合、ジスロマックやぺリオバスターなどの抗生物質を処方させていただきますので、一定期間服用するようにしましょう。