こんにちは!
いわつか歯科クリニックです。
みなさんの歯ぐきはどんな色になっていますか?
ピンク色?赤色?黒色?
歯ぐきの色の状態はお口の中の病気のサインであるかもしれません。
今回はそんなお口の異常を知らせてくれる歯ぐきについてお伝えさせていただきます。
是非、ご自分の歯ぐきと見比べながら読み進めてみてはいかがでしょうか。
■歯ぐきの色は何色になってますか?
歯ぐきは歯の周りの組織のひとつで、「歯肉」とも呼ばれています。
歯の下には歯槽骨(しそうこつ)という歯を支えている骨があり、
この骨を保護しているのが歯ぐきです。
健康な歯ぐきは以下のような特徴があります。
・薄いピンク色
・歯と歯の間の歯茎の形がとがった三角形
・引き締まっている
・腫れや出血がない
一方で不健康な歯ぐきには以下のような特徴があります。
・赤や黒
・歯と歯の間の歯ぐきが丸みを帯びている
・ブヨブヨしている
・腫れや出血がある
■赤色の歯ぐきは要注意!
歯ぐきが赤いときは、その周囲に炎症が起きている可能性があります。
考えられる原因は「歯肉炎」。
出血や赤い腫れなどの症状を伴うこともあります。
または、より重度の「歯周炎」かもしれません。歯周炎になると歯槽骨が溶けて歯がグラグラになってしまい
治療せず放置してしまうと、いずれ歯が抜け落ちてしまうといった重大なことにもなりえます。
気になる症状がある方は、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。
■タバコで歯ぐきが黒色に
歯ぐきが黒くなっている方は、もしかしたらタバコが原因かもしれません。
タバコを吸うと、タバコに含まれる有害物質から歯ぐきを守るためにメラニン色素が作られます。
その際、メラニン色素が沈着することで歯ぐきが黒く変色してしまいます。
黒い歯ぐきは見栄えが悪くなってしまうだけではなく、炎症を見逃しやすくなってしまうので注意が必要になります。
さらに、タバコを吸っている方は非喫煙者に比べて重度の歯周炎にかかりやすく、歯を失ってしまう本数が多いこともわかっています 。
歯が抜けてしまってからでは遅いので、歯ぐきが黒くなっている方は定期検診で異常がないか診断してもらいましょう。
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