
こんにちは!
いわつか歯科クリニック副院長の岩塚久です。
虫歯治療が終わった後、ほっと一安心…ですが、すぐに普段通りの食事に戻しても大丈夫なのでしょうか?治療直後は口の中が敏感な状態になっているため、食事内容やタイミングに少し注意が必要です。今回は、虫歯治療後の食事に関する基本的なポイントをわかりやすくご紹介します。
食事はいつからできる?
虫歯治療後、すぐに食事ができるかどうかは「麻酔の有無」によって異なります。麻酔を使用した場合、感覚が戻るまでの時間(約1〜2時間)は飲食を控えるのがベスト。感覚がない状態で食事をすると、唇や舌を噛んでしまうリスクがあるからです。麻酔を使っていない場合は、痛みがなければ30分ほどで軽めの食事をしても問題ありません。
避けたほうがいい食べ物
治療直後の歯や歯茎はデリケートです。以下のような食品はしばらく避けるのが安全です。
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硬い食べ物(せんべい、ナッツ類):治療部位に負担がかかります
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熱い・冷たいもの:知覚過敏を引き起こす可能性があります
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粘着性の高い食べ物(キャラメル、ガム):詰め物や仮の詰め物が取れてしまうことがあります
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甘いもの:再発予防のためにも、控えるのが望ましいです
治療後におすすめの食事
回復を早め、負担をかけないためには、次のような食事がおすすめです。
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やわらかい食品(おかゆ、スープ、豆腐など):噛む力がいらず、優しい食感
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常温またはぬるい温度の飲食物:刺激が少なく、安心して食べられる
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バランスの良い栄養食:体の回復を助けるビタミンやミネラルを意識しましょう
痛みが続く場合の対処法
治療後に軽い違和感が残ることはありますが、数日経っても痛みが引かない場合は注意が必要です。無理に食事を続けず、できるだけ早く歯科医院に相談しましょう。特に、強い痛みや腫れ、詰め物の違和感がある場合は再診が必要です。
日常生活でのケアも忘れずに
食事だけでなく、日々のケアも大切です。治療後は丁寧な歯磨きを心がけ、デンタルフロスやマウスウォッシュも活用すると効果的です。また、定期的な歯科検診も虫歯の再発防止につながります。
執筆
いわつか歯科
副院長 岩塚 久