噛み合わせが崩れると体も崩れる?全身に及ぶ影響と予防法|いわつか歯科クリニック|名古屋市中村区の歯医者

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噛み合わせが崩れると体も崩れる?全身に及ぶ影響と予防法


こんにちは!

いわつか歯科クリニック副院長の岩塚久です。


1. 噛み合わせの役割とは?

「噛み合わせ」とは、上下の歯が正しく接触して機能する状態を指します。これは単に「食べ物を噛む」だけの機能ではなく、あごの筋肉、顔のバランス、さらには姿勢や内臓の働きにも影響を与える、非常に重要な要素です。正しい噛み合わせは、口腔内の健康を守るだけでなく、全身の健康を支える土台でもあります。


2. 噛み合わせの乱れが引き起こす全身の不調

噛み合わせが乱れると、さまざまな身体的不調が引き起こされる可能性があります。

頭痛や肩こり:顎のズレが首や肩の筋肉に影響し、慢性的なコリや頭痛を引き起こすことがあります。

姿勢のゆがみ:片側だけで噛む癖や、歯の欠損などが原因で体のバランスが崩れ、猫背や骨盤のズレなどの姿勢不良を招くことがあります。

自律神経の乱れ:噛み合わせによるストレスが自律神経に影響を与え、不眠やめまい、集中力の低下などを引き起こすことも。

消化不良:しっかり噛めないことで唾液の分泌が減り、胃腸への負担が増えるため、消化機能の低下を招くことがあります。


3. 噛み合わせのチェック方法

自分の噛み合わせが正常かどうかは、以下のチェックである程度確認できます。

・上下の歯が均等に当たっているか
・食事中に片側ばかりで噛んでいないか
・朝起きたときにあごがだるい、痛いことがあるか
・歯がすり減っていたり、欠けていたりしないか

これらに該当する場合は、噛み合わせに問題がある可能性があります。早めの歯科受診がおすすめです。


4. 正しい噛み合わせを維持するための習慣

噛み合わせの乱れは、生活習慣の改善でもある程度予防できます。

両側でバランスよく噛む:片側だけで噛む癖は、あごの筋肉バランスを崩しやすいため意識して改善しましょう。

姿勢を正す:猫背やあごを突き出す姿勢は、噛み合わせにも悪影響を与えます。デスクワーク中の姿勢には特に注意が必要です。

夜間の歯ぎしり対策:マウスピースの使用や、ストレスケアで歯ぎしりを軽減することも有効です。

定期的な歯科検診:歯の状態や噛み合わせのチェックを通じて、問題を早期に発見・対応できます。


5. まとめ:噛み合わせの見直しが健康への第一歩

噛み合わせは、見た目や食事だけでなく、全身の健康に密接に関係しています。日頃の習慣や体の不調に目を向けることで、噛み合わせの乱れに気づくことができます。健康のために運動や栄養に気を配るのと同じように、「噛む」という行為の質も意識してみましょう。正しい噛み合わせを保つことが、健康寿命を延ばすカギになるかもしれません。



執筆

いわつか歯科
副院長 岩塚 久