
こんにちは!
いわつか歯科クリニック副院長の岩塚久です。
毎日欠かさず歯を磨いているのに、定期検診で「磨き残しがありますね」と言われた経験はありませんか?実は、多くの人が自己流の磨き方で、気づかないうちに汚れを残してしまっています。歯磨きは「やっている」だけではなく、「正しくできているか」が何より重要なのです。今回は、歯磨きの正しい方法と見直すべきポイントを解説します。
歯磨きの目的を理解しよう
歯磨きの本来の目的は、食べかすを取り除くことではなく、歯垢(プラーク)という細菌の塊を除去することです。このプラークは虫歯や歯周病、口臭の原因となるため、毎日の丁寧な除去が健康な口腔環境を守るカギになります。
よくある歯磨きの間違い
「力を入れてゴシゴシ磨く」「短時間で終わらせる」「歯ブラシだけで済ませている」などは、よくあるNG習慣です。特に強く磨きすぎると歯ぐきを傷つけたり、知覚過敏の原因になることもあります。また、歯ブラシでは届かない歯と歯の間には、フロスや歯間ブラシの使用が効果的です。
正しい歯磨きの基本
歯磨きは1日2〜3回、1回につき最低2〜3分かけて丁寧に行うことが大切です。歯ブラシは毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、小刻みに動かして磨きます。磨く順番を決めておくことで、磨き残しを防ぐことができます。さらに、夜寝る前のブラッシングは特に重要です。唾液の分泌が少なくなる就寝中は、虫歯菌が繁殖しやすくなるからです。
歯磨きチェックの方法
自分の歯磨きに自信があるかを確かめるには、「染め出し液」の使用が有効です。歯に付着した歯垢が赤や青に染まり、磨き残しの部位を視覚的に確認できます。また、定期的な歯科医院でのクリーニングやブラッシング指導を受けることで、自分の磨き方の改善点が明確になります。
まとめ:正しい歯磨きが一生の歯を守る
歯磨きは毎日の習慣だからこそ、自己流になりがちです。しかし、磨き方次第で虫歯や歯周病のリスクは大きく変わります。あなたの歯磨き、本当に自信がありますか?今一度、正しい方法を見直して、未来の自分の歯を守りましょう。歯の健康は、日々の小さな積み重ねから生まれます。
執筆
いわつか歯科
副院長 岩塚 久