歯周病再発を防ぐカギ!治療後に欠かせないプラークコントロールとは?|いわつか歯科クリニック|名古屋市中村区の歯医者

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歯周病再発を防ぐカギ!治療後に欠かせないプラークコントロールとは?



こんにちは!

いわつか歯科クリニック副院長の岩塚久です。

歯周病の治療が終わってホッとひと安心…しかし、そこで油断してはいけません。歯周病は再発しやすい病気であり、その予防の決め手となるのが「プラークコントロール」です。ここでは、治療後に必要なセルフケアのポイントをわかりやすくご紹介します。


プラークとは何か?

プラーク(歯垢)とは、歯の表面に付着する細菌のかたまりのこと。食べかすとは異なり、粘着性が高く、水でゆすいでも簡単には取れません。このプラークが長時間残ることで、歯周病の原因となる炎症が再び起こってしまいます。


治療後は「予防」が主役

歯周病の治療で一度は歯茎の状態が改善しても、プラークが溜まり始めればすぐに再発するリスクがあります。つまり、治療後の生活こそが歯の健康を左右する重要な期間なのです。

  • 毎日の歯磨きを「予防のための治療」として意識する

  • 自分では見えにくい部位を徹底してケアする

  • 習慣化して無理なく継続することが大切


正しい歯磨きが基本中の基本

歯磨きはプラークコントロールの土台です。ただし、ただ磨くだけでは効果が不十分になることも。以下のポイントを意識しましょう。

  • 歯ブラシは毛先の柔らかいものを選び、力を入れすぎない

  • 歯と歯茎の境目を丁寧に、小刻みに動かして磨く

  • 1日2回、できれば朝食後と就寝前に丁寧に磨く

時間をかけて磨くことよりも「磨き残しの少なさ」が重要です。


補助器具の活用がカギ

歯ブラシだけでは、全体の60〜70%しかプラークを除去できないとも言われています。そこでおすすめなのが補助清掃用具の活用です。

  • デンタルフロスで歯と歯の間を清掃

  • 歯間ブラシでブリッジや奥歯の隙間をケア

  • 舌ブラシで口臭の原因菌も除去

自分に合った道具を選ぶためには、歯科衛生士のアドバイスを受けるのも良い方法です。


定期的なメンテナンスも忘れずに

どれだけセルフケアを徹底しても、自分では取りきれないプラークや歯石があります。治療後は、3〜6ヶ月ごとの定期検診を受けることが推奨されます。

  • 歯石の除去(スケーリング)で清潔な状態を保つ

  • 歯茎の状態をチェックして再発予防

  • ケア方法の見直しやブラッシング指導を受ける

定期的なプロのサポートこそが、歯周病を繰り返さないための最強の武器です。


まとめ:治療はゴールではなく新たなスタート

歯周病治療後のプラークコントロールは、歯の健康を守るための「第二の治療期間」とも言えます。毎日のケアと定期的なチェックを組み合わせて、歯周病の再発を防ぎ、一生自分の歯で食事を楽しめる未来を手に入れましょう。



執筆

いわつか歯科
副院長 岩塚 久