歯医者での局所麻酔の方法
歯医者の局所麻酔法は、表面麻酔法・浸潤麻酔法・伝達麻酔法の3種類あります。
表面麻酔法
歯ぐきに麻酔薬を塗って、歯ぐきの表面のみの感覚を痺れさせる方法です。歯そのものには効きませんので後述する麻酔の注射が欠かせませんが、麻酔の注射に先立って表面麻酔を行なうことで、注射の痛みを軽減する効果があります。浸潤麻酔法
痛みを取り除きたい歯の周囲の歯ぐきに注射して行なう麻酔法です。歯医者の麻酔といえば、この方法がイメージされるほどメジャーな方法です。 むし歯の治療から親知らずの抜歯まで、非常に良く効きます。 注射の痛みを軽くするために、細い注射針を使ったり、前述した表面麻酔を行なったりします。伝達麻酔法
伝達麻酔法は、麻酔が効きにくい場所や、浸潤麻酔法よりも広い範囲に麻酔を効かせたい時に行なわれる麻酔法です。 脳から出てきた神経の途中の部分に麻酔薬を効かせることで、そこから先の部分の感覚を痺れさせます。 麻酔効果が、浸潤麻酔法よりも広い範囲に及ぶ上に、持続時間が長いのが特徴です。麻酔をした後の注意点
麻酔の効果が残っている間は、頬や舌を噛んでも痛みがないので、知らない間にケガをしてしまう可能性があります。
また、熱いもので火傷をするリスクもあります。
そのため麻酔が覚めるまで、食べるのは避けなければなりません。食事を再開するときは、柔らかめのあまり噛まなくてもすむような食事にするほうが安心です。
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表面麻酔法
表面麻酔法だけで麻酔が終了することは稀です。ぐらぐらの乳歯の抜歯等を除いて、ほとんどの場合、浸潤麻酔法も併用します。表面麻酔法だけの麻酔であれば、10~20分ほどで麻酔の効果がきれます。浸潤麻酔法
一般的な局所麻酔薬では、血管収縮薬が配合されています。使用した麻酔薬の本数にもよりますが、おおむね2~3時間は処置後も効果が持続します。この間、食事は控えるようにしてください。 麻酔の本数や個人差による違いで、麻酔の持続時間はさらに長くなることもあります。2~3時間以上経っても痺れた感じが残っているなら、食事を控え続けるようにしてください。 スキャンドネストという局所麻酔薬があります。この麻酔薬には、血管収縮薬が含まれていません。そのため、20~30分ほどで麻酔の効果がきれます。 麻酔の効果がきれた後は、食事を再開して大丈夫です。伝達麻酔法
伝達麻酔法は、麻酔が効き始めるのに時間がかかる反面、処置後麻酔の効果が浸潤麻酔法よりも長時間持続します。伝達麻酔法の効果は、4~6時間続くことが一般的です。もちろん個人差がありますので、場合によっては半日近くも効果が持続することもあり、麻酔が覚めるまでの間は、浸潤麻酔法と同様、食事を控えるようにしてください。052-412-0162
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