■電動歯ブラシの種類
電動歯ブラシと手で磨く場合の大きな違いは、磨き残しを防ぐことができる点にあります。 とくに、こどもや高齢者の方など、力があまりない方々が使い方をマスターすれば、虫歯や歯周病を予防することができます。1.高速振動歯ブラシ
ブラシが細かい振動を起こして歯垢を取り除きます。 回転したり往復したりしながら毛先が触れる箇所を磨きます。
2.音波ブラシ
ヘッド部分を振動させつつ音波を出しています。音波の振動で高速の水流を起こしプラークを除去し、水流で洗い流します。 また、音波には細菌の鎖を断ち切ってくれる効果があるので、歯垢の塊が減少します。
3.超音波ブラシ
音波ブラシよりも振動が多く、さらに歯垢を除去する力が強くなっています。超音波で汚れを破壊し、歯の隙間の歯垢も洗い流してくれます。 電動歯ブラシの中では、歯垢を取り除く力が一番強力です。また、プラークが付きにくい歯になります。
■電動歯ブラシを使用するときのポイント
電動歯ブラシは手で磨く時よりも磨けているような感覚になってしまいますが、正しく使っていないと、磨き残しも出てきます。
動かさない
歯と歯茎の間に当てたら、あまり動かす必要はありません。ヘッドの振動を利用することで十分に歯垢を除去することかできます。
角度に注意
歯にあたっている歯ブラシの角度に注意しましょう。少し斜めにあてるのがポイントです。 噛み合わせの面では真っすぐ、前歯などはブラシを立てに持って、丁寧に磨くことが重要です。
デンタルフロスを使う
電動歯ブラシでも歯間の歯垢を完璧に取り除くことはできません。 歯間ケアは手で磨く時と同じように、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。
最後に
電動歯ブラシにも様々なタイプがあります。 お口や目的に合わせた電動歯ブラシを選ぶことで、磨き残しがさらに少なくなります。 また、手で磨く場合も、電動歯ブラシで磨く場合も、歯や歯茎への当て方やコツがあります。どちらがいいとは言えませんが、効果がしっかり得られるような電動歯ブラシを選び、デンタルフロスなどの補助用具も使って、歯の健康を守っていきましょう。