歯周病といえば「りんごをかじると、歯ぐきから血が出ませんか?」というフレーズを一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。 数十年前に放送されていたCMが元ネタで、今でもネットメディアなどで繰り返し取り上げられています。
とてもインパクトの強いフレーズですが、実際、歯周病にかかるとちょっとした刺激で歯ぐきから血が出ることがあります。 それでも自覚しにくいのが現実で、歯周病を発症していても治療を受けていない人が大半といえます。
そこで今回は、歯周病が疑われる症状について解説して、是非とも皆さんにも歯ぐきの状態をセルフチェックしていただけたらと思います。
歯周病が疑われる症状
◎歯ぐきから血が出る
歯周病では、りんごのような硬いものを噛んだ時や歯磨きをした時などに歯ぐきから血がでやすいです。 これは炎症によって歯ぐきがブクブクに腫れているからです。 そうした歯ぐきからの出血がたびたび起こるようであれば、歯周病が疑われます。◎歯ぐきが赤く腫れている
歯ぐきはもともときれいなピンク色をしているのですが、それが赤く腫れている場合も歯周病が疑われます。 とはいえ、歯ぐきの変化まで毎日観察していない人が大半なので、自覚しにくい特徴ともいえます。◎口臭が強くなった
口臭が強くなることも歯周病が疑われる症状のひとつです。 歯周病菌は、メチルメルカプタンという腐った玉ねぎのような臭いの物質を作り出すからです。 最近、口臭が気になり始めたという人は要注意です。◎歯がグラグラする
舌や指で歯に触れた時にグラグラと揺れ動くような場合は、歯周病がある程度進行していることが予想されます。 歯を支えている歯ぐきや顎の骨の破壊が進んでいることでしょう。 早急に精密検査を行い、適切な治療を始めることが大切です。歯周病はどうして自覚しにくいの?
歯周病は自覚しにくい病気としても有名ですが、それは“痛み”というわかりやすい症状が現れにくいからです。 軽度から中くらいの状態では、我慢できないほどの痛みが生じることはまずありません。
これは虫歯との決定的な違いですね。
つまり、歯周病を自覚する頃には、病状が相当進行しているものとお考えください。
定期検診で歯周病を早期発見
歯周病は、早期発見・早期治療が何よりも重要な病気です。 3ヶ月に1回程度の頻度でご来院いただければ、歯周病にかかっていないかをしっかりお調べします。
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